ついに発売されました。
Red Hot Chili Peppers 12枚目のアルバム『Unlimited Love』
レッチリのカバーした曲の紹介第2弾です。
Suffragette City 原曲は David Bowie (本名デヴィッド・ロバート・ヘイウッド・ジョーンズ。)
1972 (The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars収録)邦題ジギー・スターダスト
カバー Red Hot Chili Peppers 1995(EP AeroplaneのBサイドに収録)
95.06.27 イギリス Subterania clubでのlive映像
この時期のギターはDave Navarroです。
アルバム【one hot minute 】がリリースされたあたりのliveだと思います。
このアルバム嫌いな人が多いとは思うのですが、自分はわりと嫌いではないです(笑)
恐らくDave Navarroはミーターズなどの、いわゆるどファンクを通らず来たのかなと思います。
なので例えばGive It Awayの演奏でも、ジョンとはタイム感やソロのアプローチも
かなり違うので、ジョンのファンには受け入れられにくいのかなと思います。
そこはギタリストそれぞれの個性でもあるし、バンドの歴史ではあるとは思うんですが・・・
そんなDave Navarroが在籍時のSuffragette City。
初めて聞きましたが自分は結構好きです。もとはグラムロックですが曲の雰囲気を残しつつ、Heavy Rockに振り切っている感じが自然(Dave Navarro的)でいいなと感じます。
(テンポやノリがHeavy Rockの感じ)
ジョンが演奏することがあればまた違うんだろうなと思います。
ここで原曲 Suffragette City ( David Bowie)の紹介
Suffragette Cityが収録されたアルバムジギー・スターダストはコンセプトアルバム
(ジャケット裏にはTO BE PLAYED AT MAXIMUM VOLUMEの文字が。皆さん聞く時は音量マックスで!)
常に音楽性を変化させていったDavid Bowieはここでグラムロックに接近。
内容は
5年後に迫る資源枯渇による人類滅亡の危機に、救世主として異星より来たバイセクシャルのロックスター「ジギー・スターダスト」の物語。(バイセクシャルという設定が肝です)
その名前の由来
“ジギー”はイギー・ポップから、
“スターダスト”は、テキサスのミュージシャン、レジェンダリー・スターダスト・カウボーイ(のちにサイコビリーとして知られるようになったジャンルの先駆けの人)から
この2人のミュージシャンが由来なそうです。
架空のスーパースター「ジギー」になりきりツアーを行う事で、作品とツアーを全部ひっくるめて一つの作品になっています。
その72年から73年にかけてイギリス、アメリカ、日本で行った長期ツアーの最終公演、が『ジギー・スターダスト』という
ドキュメンタリー映画になっていています。
また親日家だった彼は歌舞伎の様式美や女形に影響を受けながらも、女形の化粧を両性具有的魅力としてとらえ、ステージに取り入れていきました。
飛行機嫌いであった彼は、73年の初来日公演ではの米国からなんと船で日本入りし、帰りも横浜からウラジオストクまで船で移動、シベリア鉄道などで帰国したそうです。
ステージ衣装には山本寛斎(当時27歳)が参加。出火吐暴威という当て字が書かれた衣装でツアーを回ったそうです。
監督はボブ・ディランの『ドント・ルック・バック』の、D.A.ペネベイカー監督。
という凄いメンツです。
といろいろ書きましたが、実はまだ見ていないので今度見てみようと思っています。すみません。
David Bowieさんと言えば、我々日本人は特に戦場のメリークリスマスが有名ですが、わりとこの時期は俳優活動が多く、ラビリンス/魔王の迷宮は当時、子供ながらに(David Bowie?誰?)と思いながら映画を見に行きました。
そんなDavid Bowieさん2016年1月10日に文字通り★になりました。
このニュースは結構衝撃で、その後に出たラストアルバムが『ブラックスター(★)』という。
これそのまんま病気(癌)のことでもあると思いますが、自分的には現在もこの世界にある
偏見、差別、紛争など世の中の闇を、悪性の腫瘍ブラックスター(★)に見立てものかなと思っています。
もう一つは現在インターネット上の全ての情報が集まり、簡単に操作できる体制の危険性を『ブラックスター(★)』
は指しているのではという話もあり、歌詞の中にはそのような人類への警告らしき文言も多数含まれていると言われています。
最初の話から大分ズレましたがレッチリカバー曲「Suffragette City」是非聞いてみてください。
ではまた
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