※ここにある歌詞の解釈は人によってそれぞれなので、あくまでも一つの解釈と思ってください。
Bastards of Light (Unlimited Love収録)
まず最初に和訳を見たとき、この歌詞って娘を思う親の歌かと思いました。
この部分【I’m the bastard of your light】 俺はお前の光のバスタードって言ってますし。
アルバムの名前も『Unlimited Love』無限の愛。
お前(娘)という存在があるからこそ【the bastard】光のバスタードでいられると言ってるのかと思いました。
が、まてよ・・・・
この前の曲が【WHATCHU THINKIN】
アメリカという国が、どういう歴史を歩んできたか
その黒い部分や流され続けてきた【血】に対しての問い。
で あったのに次の曲【Bastards of Light】が、そんな単純な歌詞ではない。
そこで考えたのが、お前(娘)とはこれからの 若い世代や子供たち、広い意味だと 人類や未来だと思ったんです。
そのように考えると『Unlimited Love』無限の愛。
の意味も今の若い世代そして未来、またこれまで歴史を作ってきた人々。
(これは争いあった歴史もふくめて)
そのすべてに対しての『Unlimited Love』なのかなと。
このアルバムなんとなく優しい雰囲気というか、包み込むようなものがあるのですが、それがすべてに対する【愛】だとすると腑に落ちる気がします。
歌の最初の方で
【Everyone that’s there is someone】 そこにいるすべての人は【誰か】
【Everyone that’s here is someone】 ここにいるすべての人は【誰か】
【Everyone, I swear, is someone’s daughter】誰もが間違いなく【誰か】の娘だ。
この誰かとは 今まで歴史を紡いできたすべての人々の中の誰かであり、
争いも差別も流され続けてきた【血】も全部含めた歴史の延長線上に立っている誰か
である。
また、コーラスの
【And it feels so good upon a Saturday night】の
【Saturday night】
人生を1週間に置き換えると
もう人生の最後の方であり、
【And it won’t be long before they carry me home】のhomeは天国ではないかと。
そして後半で曲調が激しくなる。
ここで描かれるのは
自分たち古い世代と若い世代
過去と未来
の決闘である。
そしてコーラスに戻る。
【And it feels so good upon a Saturday night】土曜日の夜は気分が良い。
【And it won’t be long before they carry me home】奴らが俺を家に連れて帰る。
【I’m the bastard of your light】 俺はお前の光のバスタード。
バスタードとは
本来の意味は結婚していない関係で、生まれた子供を指して使う言葉。
またスラング的には「嫌なやつ、不愉快なやつ」といった意味もある。
【your light】お前の光と言いながら【bastard】 というあたりは、アンソニーらしいかもしれません。
ではまた。
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