Doo-wopというジャンルは知っていますか?
レッチリもカバーした『A teenager in love』
はDoo-wopというジャンルの曲です。
ここでは『A teenager in love』の和訳とDoo-wopとロックンロールの関係性について
独自の解釈で伝えていきたいと思います。
今回取り上げる曲は
・A teenager in love Dion& The Belmonts 【1959年収録】
・A teenager in love By the Way EP 【2002年収録】
題して
「A teenager in loveはDoo-wopは、若者たちロックンロールの熱狂に対しての、大人たちの解答か?」
です。
もし時間があったら、暇つぶしに読んでいってください。
オリジナル『A Teenager In Love』の紹介
まずはオリジナルから
Dion& The Belmontsの『 A Teenager In Love』
当時の若者の熱狂がわかる映像です。
『 A Teenager In Love』は
Doo-wopと言われるジャンルで、有名なカバーだとBob Marley もカバーしていました。
ジャンル自体1940年代からありましたが
流行ったのは1950年代中ごろ~1960年代までです。
今も世界中で愛されているジャンルです。
『 A Teenager In Love』は
・Billboard Hot 100・・・・・5位
・全英チャート・・・・・・・28位
までいきました。
『A Teenager In Love』lyric
[Verse 1]
Each time we have a quarrel
It almost breaks my heart
‘Cause I am so afraid
That we will have to part
Each night, I ask the stars up above
Why must I be a teenager in love?
[Verse 2]
One day, I feel so happy
The next day, I feel so sad
I guess I’ll learn to take
The good with the bad
‘Cause each night, I ask the stars up above
Why must I be a teenager in love?
[Chorus]
I cried a tear
For nobody but you
I’ll be a lonely one
If you should say we’re through
[Verse 3]
Well, if you want to make me cry
That won’t be so hard to do
If you should say goodbye
I’ll still go on loving you
Each night, I ask the stars up above
Why must I be a teenager in love?
[Chorus]
I cried a tear
For nobody but you
I’ll be a lonely one
If you should say we’re through
[Verse 4]
Well, if you want to make me cry
That won’t be so hard to do
And if you should say goodbye
I’ll still go on loving you
Each night, I ask the stars up above
Why must I be a teenager in love?
[Outro]
(In love) Why must I be a teenager in love?
(In love) Why must I be a teenager in love?
(In love) Why must I be a teenager in love?
GENIUSより出典
1950年代~1960年代の音楽シーンをチェック。
ここで1950年代~1960年代の音楽シーンをチェック。
1955年あたり、エルヴィス・プレスリーやチャック・ベリー、ジェリー・リー・ルイスなどのアーティストがロックンロールというジャンルを広めました。
公民権法が施行される前の1950年代のアメリカ
黒人音楽をルーツに持つロックンロールを、白人のエルヴィス・プレスリーがテレビにでて歌い若者が熱狂するのはある意味タブー。
ロックンロールはこの時代の若者たちの社会に対する、ある意味反抗だったかもしれません。
ロックンロールを流行・定着させたのはDJのアラン フリードという人物。
アランは黒人に親しまれていた音楽ジャンルのリズム・アンド・ブルースを自身の番組でヘビロテし、それをロックンロールと呼んで、白人の若者達の間に紹介しました。
ロックンロールと同じ時期に 流行った「Doo-wop 」
それと同じ時期に流行ったのが
Doo-wopというジャンルです。
自分が思ったのは、
Doo-wopは若者たちのロックンロールの熱狂に対しての、大人たちの解答のような気がしています。
この時期の年間チャートでは、エルヴィス・プレスリーが1位になっていたりするので実際は少し影は薄いかもしれません。(ですがジャンルとしては今でも根強いファンがいます)
その後、ロックンロールは1960年代に入りエルヴィス・プレスリーが徴兵されたり、ジェリー・リー・ルイスのスキャンダル、DJのアラン フリードがぺイオラ(レコード会社がラジオ局に自分の曲を流してもらうための賄賂)が法律で禁止されラジオ局から解雇されるなどして一度下火になっていきます。
ここら辺の流れ、社会からある意味仕組まれているような気がします。
【ビートルズ】の登場。
1950年代~1960年代の音楽シーンの流れで面白いのが、
そんな下火になっていくロックンロールに、遠く離れたイギリスで当時熱狂した若者たちがいました。
それがあの【ビートルズ】です。
【ビートルズ】の出身地リバプールは港町でありアメリカからの輸入レコードが多く入ってきました。それに触れて少年期を過ごしたんです。
その後【ビートルズ】は1962年にデビューし1964年たった2年でアメリカJFK空港に降り立ちます。
JFK空港は以前はアイドルワイルド空港と呼ばれていました。
ジョン・F・ケネディは1960年に大統領選で当選し、アメリカの人種差別問題に対して精力的に取り組みましたが、1963年パレードのさなか暗殺されました。その後「ジョン・F・ケネディ国際空港」と名前が変更されています。
そこに降り立つビートルズ。
海を渡ったロックンロールが、ある意味 凱旋を果たしたというべきでしょうか。
しかも人種差別問題に対して精力的に取り組んだ、ジョン・F・ケネディの名前の付いたJFK空港に。
何かを感じられずにはいられませんね。
そしてカバーバージョン
Red Hot Chili Peppers 『teenager in love』
【By the Way】製作当時、アルバムの方向性はジョンに委ねられていました。
彼はイギリス的メロディー感やアメリカのビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)やDoo-wopのコーラスやパンク・ロックのサウンドを参考に混ぜて(ミクスチャー)してこのアルバムのサウンド作りあげました。
皆さんもご存じだと思いますが、以前のアルバムよりメロディアスな楽曲が目立ちます。
音楽全部に言えることでは在りますが、特にミクスチャーというジャンルは音楽の変化の歴史がわかり調べていくと面白いですね。
今回のニューアルバムで、彼らはどんな音楽の側面を映し出してくれるのでしょうか?
ではまた
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