この記事では、ライブでも合唱が起こる人気の 曲『The Heavy Wing』を掘り下げます。
Unlimited Loveの16曲目、The Heavy Wingを掘り下げていったところジミヘンのLittle Wingへのアンサーソングになっているのではと感じました。
※ジミヘンとは未だに数多くのギタリストからリスペクトされる存在です。
もしよかったら一つの解釈として読んで頂けると嬉しいです。
彼らの近況をまとめた記事はこちら
The Heavy Wingが収録されているアルバムはこちら☟
【The Heavy Wing】lyric
[Verse 1]
Golden light
Streamin’ from your eyes
Give me a piece of the real thing
And I live with you this life
Stripped and clean
A restless wolverine
An eloquent part of the whole dance
And I stray
[Pre-Chorus]
Tell the whole world to slow down
We gotta get off and we gotta go ‘round
Tell the whole world to roll down
The window is broken, forever unspoken
Only whenever
[Chorus]
Oh, I know that it’s only gold
And I come slow now for evеrything
The heavy wing
Oh, I know that it’s only gold
And I bleed into your pleasantriеs
The memory
A chemistry
[Verse 2]
Death to rise
Subtraction of advice
The criminal ties of my rival
And I’ll roll these dice
Cold supply
Scraping to get by
Blatantly flooding the low rise
And I’ll throw this knife
[Pre-Chorus]
Trace me now through your innocence
Tell me it’s part of the program I started
Space me now through your citizens
Tell me it’s part of the whole plan now
Breaking my slow hand
[Chorus]
Oh, I know that it’s only gold
And I come slow now for everything
The heavy wing
Oh, I know that it’s only gold
And I bleed into your pleasantries
The memory
A chemistry
[Guitar Solo]
[Chorus]
Oh, I know that it’s only gold
And I come slow now for everything
The heavy wing
Oh, I know that it’s only gold
And I bleed into your pleasantries
The memory
A chemistry
geniusより出典
【The Heavy Wing】歌詞の和訳
[Verse 1]
黄金の如き光が君の目から溢れている
本物のかけらを我に与えよ
そしてあなたと共にこの人生を生きていく
剥ぎ取られ綺麗に
落ち着きのないウルヴァリン
ダンス全体の感情的な部分
そして私はさまよう
[Pre-Chorus]
全世界にスピードを落とせと伝えよ
僕たちは降りて回らなくてはならない
全世界に伝えよ、崩れ落ちると
窓は割られ、永遠に語られることはない
いつだって
[Chorus]
ああ、俺はわかってるただの黄金だと
そしてあらゆるものにゆっくりと近づいくる
重い翼
ああ、俺はわかってるただの黄金だと
そしてあなたの快楽の中に俺は染み込んでいく
記憶よ
化学反応よ
[Verse 2]
死は蘇る
アドバイスの引き算
ライバルとの犯罪関係
そして俺はこのサイコロを振る
冷たい供給
うまくやり過ごすために壊す
あらかさまに低層に浸水させる
そして俺はこのナイフを投げるんだ
[Pre-Chorus]
君の純粋さを通して俺をたどってくれ
自分が始めた計画の一部だと言ってくれ
お前の市民を通して俺を引き離すんだ
それが全計画の一部だと教えてくれ
俺の手をとってくれ
[Chorus]
ああ、俺はわかってるただの黄金だと
そしてあらゆるものにゆっくりと近づいくる
重い翼
ああ、俺はわかってるただの黄金だと
そしてあなたの快楽の中に俺は染み込んでいく
記憶よ
化学反応よ
[Guitar Solo]
[Chorus]
ああ、俺はわかってるただの黄金だと
そしてあらゆるものにゆっくりと近づいくる
重い翼
ああ、俺はわかってるただの黄金だと
そしてあなたの快楽の中に俺は染み込んでいく
記憶よ
化学反応よ
Jimi HendrixのLittle Wingについて
今回の曲The Heavy Wingの内容の前に、ジミヘンのLittle Wingを紹介していきます。
このブログでは以前レッチリのカバー紹介としてLittle Wingを解説しています。
Little Wingは数多くのアーティストにカバーされジミヘンの名曲。
Little Wingは妖精の事だと思いますが、ジミヘンの中で理想と自由の象徴としてLittle Wing(音楽)があったのではと思います。
Little Wingは自由に飛び回り、弱いものを優しく包み込みこむ存在
歌詞の中のLittle Wingは自由に飛び回り、弱いものを優しく包み込みこむ存在。
音楽を通して自由で在り続けようと生きたジミヘン。
彼は黒人からのバッシング(白人とバンド組んでた)や、メディアの反応などに悩んでたんや。
Little Wingに対しての、アンサーソングThe Heavy Wing。
そんなJimi HendrixのLittle Wingに対しての、アンサーソングになっているレッチリのThe Heavy Wing。
ここからはThe Heavy Wingについて探っていきます
黄金の光りとは音楽業界
Aメロの
Golden light
Streamin’ from your eyes
黄金の光りがお前の目から流れる。
Golden light=黄金の光りとは彼らの生業としている音楽の事
Stripped and clean
A restless wolverine
剥ぎ取られてきれいにされた、落ち着きのないクズリ
ウルヴァリン=世間から消費されつづける存在
クズリとはイタチの仲間で現在、毛皮目的、害獣としての駆除などにより生息数が減っています。
クズリはこんな外見です
毛皮を剥ぎ取られ きれいにされたクズリ(世間から消費されつづける存在)
ここでのクズリはエンタメ業界またはバンドや個人のアーティストの事やな~
ここでのクズリはエンタメ業界またはバンドや個人のアーティスト。
The heavy wing=重い十字架
コーラスでは
Oh, I know that it’s only gold
たかが金だとわかっている
And I come slow now for evеrything The heavy wing
何もかもスロー(重りになる)にする ヘヴィウイング
The memory A chemistry
思い出を ケミストリーを
自分たちが、どんなに純粋な気持ちで音楽を発信しても、お金に変わっていくことはわかっている。
それは、ヘヴィウイング=重い十字架でもある。
ヘヴィウイングだとしてもみんなの心の中に、自分たちのケミストリーが残ればいい。
Death to rise=立ち上がるための死。 I’ll roll these dice=このサイコロは俺が振る
Aメロ2
Death to rise
立ち上がるための死=これはレッチリというバンドが何度も死に(度重なるメンバー交代など)そしてそこから立ち上がって、今のバンドがあるという事。実際フリーのインタビューでは、バンドがくぐってきたどの時代も、成長の為に必要なことだったと語っています。I’ll roll these dice
このサイコロは俺が振る=このバンドの舵はあくまで自分たちでとる。誰の指図は受けない。
純粋さゆえに、悩んでしまったJimi Hendrix。
Jimi Hendrixの理想と自由の象徴としてLittle Wing(音楽)。
ですが音楽を通して自由で在り続けようとあり続けた純粋さゆえに、悩んでしまったJimi Hendrix。
ヘヴィウイングで羽ばたこうとするレッチリ
それに対しレッチリは
音楽=ヘヴィウイング(十字架)を背負っているとしながらも、それでも羽ばたこうとすることは止めない! I’ll roll these dice=サイコロは自分で振る。誰の指図も受けない。
もしかしたらJimi Hendrixの意思、夢半ばで去っていったアーティスト。また自分の主張を曲げず、挑戦し続けたが無名のまま終ったアーティスト。それらすべてのアーティストの思いも載せて飛び続けるという彼らのアンサーなのかもしれません。
そんな彼らの確固たる意志と音楽への愛が、感じられる曲The Heavy Wingでした。
あくまでもこの解釈は私の考えなので、反対の意見があっても歓迎です。
皆さんの考える【The Heavy Wing】をコメント欄に頂けると嬉しいです。
ではまた
『Return Of The Dream Canteen』が発売中
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自分は今回もアナログ盤で聴いています。まだまだ聴き込んでいませんが今回はサイケ色が強くファンキー、そしてジョンのギターが全面出ているという印象です。
プロデューサー リックルービンのインタビューで「あいつらほど音楽的な結びつきの強い奴らはいないね」と言わせた彼らのニューアルバムです。
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