レッチリのアルバムUnlimited Loveを、1曲ごとにテーマなど掘り下げていく企画
前回は15曲目のLet ‘Em Cryを掘り下げました。
テーマは
マドンナ=ひとそれぞれの自分らしい生き方。それは誰からも定義されるものでもないし、人の物差しで測られるものでもない
過去のLet ‘Em Cryの記事はこちら
数多くのギタリストからリスペクトされるJimi Hendrix。(以下ジミヘンと表記)
Unlimited Loveの16曲目、The Heavy Wingを掘り下げていったところジミヘンのLittle Wingへのアンサーソングになっているのではと感じました。
この記事ではその理由を解説していきたいと思います。
解説に入る前に皆さんは音楽サブスクを利用してますか?
私はAmazon musicを利用して数カ月たちました。
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The Heavy Wingが収録されているアルバムはこちら☟
Jimi HendrixのLittle Wingについて
今回の曲The Heavy Wingのテーマに行く前に、Little Wingを紹介していきます。
その前に以前レッチリのカバー紹介ということでブログ内で解説しています。
Little Wingは数多くのアーティストにカバーされジミヘンの名曲。
Little Wingは妖精の事だと思いますが、ジミヘンの中で理想と自由の象徴としてLittle Wing(音楽)があったのではと思います。
Little Wingは自由に飛び回り、弱いものを優しく包み込みこむ存在
歌詞の中のLittle Wingは自由に飛び回り、弱いものを優しく包み込みこむ存在。
音楽を通して自由で在り続けようと生きたジミヘン。
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彼は黒人からのバッシング(白人とバンド組んでた)や、メディアの反応などに悩んでたんや。
Little Wingに対しての、アンサーソングThe Heavy Wing。
そんなJimi HendrixのLittle Wingに対しての、アンサーソングになっているレッチリのThe Heavy Wing。
ここからはThe Heavy Wingについて探っていきます
黄金の光りとは音楽業界
Aメロの
Golden light
Streamin’ from your eyes
黄金の光りがお前の目から流れる。
Golden light=黄金の光りとは彼らの生業としている音楽の事
Stripped and clean
A restless wolverine
剥ぎ取られてきれいにされた、落ち着きのないクズリ
wolverine=クズリ
クズリ=世間から消費されつづける存在
クズリとはイタチの仲間で現在、毛皮目的、害獣としての駆除などにより生息数が減っています。
クズリはこんな外見です
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毛皮を剥ぎ取られ きれいにされたクズリ(世間から消費されつづける存在)
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ここでのクズリはエンタメ業界またはバンドや個人のアーティストの事やな~
ここでのクズリはエンタメ業界またはバンドや個人のアーティスト。
The heavy wing=重い十字架
コーラスでは
Oh, I know that it’s only gold
たかが金だとわかっている
And I come slow now for evеrything The heavy wing
何もかもスロー(重りになる)にする ヘヴィウイング
The memory A chemistry
思い出を ケミストリーを
自分たちが、どんなに純粋な気持ちで音楽を発信しても、お金に変わっていくことはわかっている。
それは、ヘヴィウイング=重い十字架でもある。
![yamori](https://pasta5150.com/wp-content/uploads/2022/12/1127b_400x400-150x150.jpg)
![yamori](https://i0.wp.com/pasta5150.com/wp-content/uploads/2022/12/1127b_400x400.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
ヘヴィウイングだとしてもみんなの心の中に、自分たちのケミストリーが残ればいい。
Death to rise=立ち上がるための死。 I’ll roll these dice=このサイコロは俺が振る
Aメロ2
Death to rise
立ち上がるための死=これはレッチリというバンドが何度も死に(度重なるメンバー交代など)そしてそこから立ち上がって、今のバンドがあるという事。実際フリーのインタビューでは、バンドがくぐってきたどの時代も、成長の為に必要なことだったと語っています。I’ll roll these dice
このサイコロは俺が振る=このバンドの舵はあくまで自分たちでとる。誰の指図は受けない。
純粋さゆえに、悩んでしまったJimi Hendrix。
Jimi Hendrixの理想と自由の象徴としてLittle Wing(音楽)。
ですが音楽を通して自由で在り続けようとあり続けた純粋さゆえに、悩んでしまったJimi Hendrix。
ヘヴィウイングで羽ばたこうとするレッチリ
それに対しレッチリは
音楽=ヘヴィウイング(十字架)を背負っているとしながらも、それでも羽ばたこうとすることは止めない! I’ll roll these dice=サイコロは自分で振る。誰の指図も受けない。
もしかしたらJimi Hendrixの意思、夢半ばで去っていったアーティスト。また自分の主張を曲げず、挑戦し続けたが無名のまま終ったアーティスト。それらすべてのアーティストの思いも載せて飛び続けるという彼らのアンサーなのかもしれません。
そんな彼らの確固たる意志と音楽への愛が、感じられる曲The Heavy Wingでした。
そんな彼らのニューアルバム
『Return Of The Dream Canteen』が発売中です!
『Return Of The Dream Canteen』が発売中です!
自分は今回もアナログ盤で聴いています。まだまだ聴き込んでいませんが今回はサイケ色が強くファンキー、そしてジョンのギターが全面出ているという印象です。
プロデューサー リックルービンのインタビューで「あいつらほど音楽的な結びつきの強い奴らはいないね」と言わせた彼らのニューアルバムです。
とはいえサブスクで十分だけど迷っている方には
『Return Of The Dream Canteen』はもちろん以前のライブ音源も聴くことが出来ます。
あくまでもこの解釈は私の考えなので、反対の意見があっても歓迎です。
皆さんの考える【The Heavy Wing】をコメント欄に頂けると嬉しいです。
ではまた
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