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レッチリの【歌詞の深堀りと和訳】

【レッチリ🌶カバー】I Get Around ブライアンウィルソンの光と影

レッチリの【歌詞の深堀りと和訳】
この記事は約9分で読めます。
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レッチリというと「By the Way」「Dani California」「Can’t Stop」など、誰もが一度は耳にしたことがある名曲たち。そのどれもが、彼らでしか作りえない楽曲

そんな彼の“カバー曲”に焦点を当ててみたいと思います。

今回取り上げるのは──

「I Get Around」
オリジナル:The Beach Boys(1964年 / アルバム『All Summer Long』収録)
カバー:Red Hot Chili Peppers(ライブ限定)

題して

『Red Hot Chili Peppersのコーラスワークに影響を与えたかもしれないブライアンウィルソンの光と影』

というわけで、ブライアン・ウィルソンの名曲と、レッチリのちょっと意外な共通点に迫ってみます。

もしお時間あれば、5分ほどお付き合いいただきたいと思います。

オリジナル『I Get Around』の紹介

まずはオリジナル

この曲 I Get Aroundは 彼らビーチボーイズが初の全米1位をとった曲です。

ザ サーフィン、ザ アメリカという感じでしょうか。

ビーチボーイズの代名詞と言えばこのコーラスワークだと思います。

『I Get Around』lyric

[Chorus: Brian Wilson and Mike Love]
Round, round, get around
I get around, yeah
Get around, round, round, I get around
I get around
Get around, round, round, I get around
From town to town
Get around, round, round, I get around
I’m a real cool head
Get around, round, round, I get around
I’m making real good bread
Get around, round, round, I get around


[Verse 1: Mike Love]
I’m getting bugged driving up and down this same old strip
I gotta find a new place where the kids are hip
My buddies and me are getting real well-known
Yeah, the bad guys know us and they leave us alone

[Chorus: Brian Wilson]
I get around
Get around, round, round, I get around
From town to town
Get around, round, round, I get around
I’m a real cool head
Get around, round, round, I get around
I’m making real good bread
Get around, round, round, I get around
I get around, round
Get around, round, round, oooh
Wah wa ooh
Wah wa ooh
Wah wa ooh

[Verse 2: Mike Love]
We always take my car ‘cause it’s never been beat
And we’ve never missed yet with the girls we meet
None of the guys go steady ‘cause it wouldn’t be right
To leave their best girl home on a Saturday night

[Chorus: Brian Wilson]
I get around
Get around, round, round, I get around
From town to town
Get around, round, round, I get around
I’m a real cool head
Get around, round, round, I get around
I’m making real good bread
Get around, round, round, I get around
I get around, round
Ah ah ah ah ah ah ah ah

[Outro]
Round, round, get around
I get around, yeah
Get around, round, round, I get around
Get around, round, round, I get around
Wah wa oooh
Get around, round, round, I get around
Ooooh
Get around, round, round, I get around
Ooooh

                     GENIUSより出典 

レッチリがカバーした『I Get Around』

ほぼ完コピのような演奏です。

レッチリの魅力はメロディやメンバーの個性的なプレイもさることながら、コーラスワークにも特徴があります。

特にアルバム【By the Way】はコーラスにも特徴があり、ビーチボーイズにも影響受けているんだろうなと思いました。

ジョンのコーラスはここぞと言う時に響いてきて泣かされそうになるんですよね。

ビーチボーイズは有名?

今の若い方はThe Beach Boys知らない方も多いかもしれませんね。

ビーチボーイズは滅茶苦茶 有名なバンドです

ビーチボーイズの中心人物は

ボーカル、ベース担当のブライアン ウィルソン
※ちなみにメンバー
デニス・ウィルソン(ボーカル、ドラムス、キーボード)
カール・ウィルソン( ギター、ボーカル、キーボード、ベース)
の2人はブライアンと三人兄弟です。

彼らの代表的な作品は I Get Aroundのようなビーチボーイズ的なサーフサウンドの他に

ペット・サウンズ』(1966年)というアルバムがあります。

当時、ブライアン ウィルソンはビートルズの『ラバー・ソウル』に衝撃を受け、対抗心を燃やし、完全なコンセプト・アルバム『ペット・サウンズ』を作りました。

このアルバムはビーチボーイズ名義ではあるものの、内容はバンドとのツアーを取りやめ、スタジオ・ミュージシャンたちと共に一人、スタジオでの録音に集中した。

つまり実質のソロアルバムです。

ライバルだったビートルズとビーチボーイズ

面白いことに、ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンは、ビートルズのアルバム『ラバー・ソウル』に強い対抗心を抱き、それに触発されて名盤『ペット・サウンズ』を制作しました。

すると今度は、ビートルズのプロデューサーであるジョージ・マーティンが『ペット・サウンズ』に刺激を受け、その影響を受けたアルバムとして『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』が生まれたと言われています。

サージェント・ペパーズ』は発表と同時に高い評価を受け、商業的にも歴史的傑作とされました。一方の『ペット・サウンズ』は、ブライアンの内面世界を深く反映した複雑な作品だったため、1966年当時のアメリカでは大衆からあまり受け入れられず、不遇な扱いを受けていました。

とはいえ、イギリスでは大きな評価を得ており、アルバムチャートで26週連続トップ10入りを記録。さらに、その年の『NME』人気投票では「トップ・ワールド・グループ」部門でビーチ・ボーイズがビートルズを抑えて1位に輝いています。

では、アメリカで『ペット・サウンズ』が名盤として本格的に再評価され始めたのはいつかというと、それは発表から14年も後、1980年代に入ってからのことでした。

インターネットのない時代、こうした「時差のある評価」や「国ごとの受け止め方の違い」が頻繁に起きていたのも、今思えば非常に興味深い現象ですね。

『ペット・サウンズ』の次作は先送りされた?

ペット・サウンズ』の次に、ブライアン・ウィルソンが手がけようとしたのが幻のアルバム『スマイル』でした。

しかし、レコーディングの途中でブライアンの精神状態が悪化し、ついにアルバムは完成せず、発売も中止に。

代わりに世に出たのが、内容を大幅に簡略化したアルバム『スマイリー・スマイル』です。

その後のブライアンは、ビーチ・ボーイズの楽曲制作やレコーディングへの関与が次第に限定的となり、精神的にも健康的にも厳しい時期が続いていきます。

1970年代半ばから1980年代にかけては精神科医の治療を受けながらも、1988年にはついに、初のソロ・アルバム『ブライアン・ウィルソン』を発表。

そして2000年から2002年にかけては、なんと『ペット・サウンズ』全曲を演奏するワールド・ツアーを敢行。ブライアンは徐々に音楽の世界へと復帰していきます。

──ところで、あの幻の『スマイル』はお蔵入りのままなの?

と思った方。

実は2004年、作詞家ヴァン・ダイク・パークス、バックバンドのワンダーミンツとの共同制作によって、ブライアンのソロ・アルバムとして『スマイル』はついに完成。実に37年越しの正式リリースとなりました。

ここまで来て、ようやくブライアンも報われたのかなと思わずにはいられません。

彼はまさに「天才」であり、そして、音楽に対してあまりにも純粋すぎた人。

“純粋すぎる天才”──それは、もしかしたらジョン・フルシアンテにも重なる部分があるのかもしれませんね。

では、また。

ザ・ビーチ・ボーイズを題材にした作品は様々あります。

  1. ブライアン・ウィルソン ソングライター ザ・ビーチ・ボーイズの光と影
  2. ブライアン・ウィルソン ソングライターPART2 孤独な男の話をしよう
  3. ブライアン・ウィルソン/約束の旅路 』
  4. ラブ&マーシー 終わらないメロディー

この中でも伝記映画『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』はドキュメンタリー映画ではないので見やすいのでおススメです。

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