2022年追いトップガン現象が起こる
追いトップガン現象ということが起きています。おそらく7月でトップガンマーベリックの劇場公開は終了するためかと思われます。改めてこの作品は絶対劇場で見るべき作品だと思います。
もし見ていない方がいたら、見て損は絶対しないと思いますし、リピーターの方も、最後にもう一度見ておいてもいいと思います。
ということで魅力を語っていきたいと思います。
前作のトップガンから続篇制作まで
この映画を語るには、まずは前作のトップガンから話を戻さなければならないと思う。
1986年公開の1作目の監督 トニースコットはもともと多くのCMを手掛ける監督だった。その後兄のリドリー・スコット監督と映画製作会社を設立。2作目のトップガンが大ヒットしメジャー映画監督となりました。
トップガン制作秘話。
トップガン制作秘話について。
映像の中の、航空機は基本的に全て実機であり、航空アクションシーンは、ほぼアメリカ海軍の協力で実機を飛ばして撮影。
俳優の飛行シーンも実際にF-14に乗せて撮影されたものの、トム・クルーズ以外の俳優は訓練不分のため嘔吐するなど映像は使い物になりませんでした。
その為、コックピットの俳優の映像は、スタジオで別撮影されたものを、編集でつないだ形になりリアルな映像とまではいかなかった。
また空中戦自体も、戦闘機の位置関係など、分かりずらい部分も多く、そこが1作目の弱点であり、当時としては映像の限界だったと思う。
(ここがトム・クルーズ本人も前作で気にしていた部分であった。)
【トム・クルーズ】はトップガンという作品を大事にした。
1作目がヒットし続編の話がすぐ出ましたが、トム・クルーズはこれを拒否。
また納得がいく脚本が出来るまで続編が作られないように、映画の権利を自身で買うことによって、36年間続編は作られませんでした。
その後も続編については何年も問われ何度も求められきた。
2010年に続編の話が! そして悲劇。遠のく続編制作
そんな中、再び2010年に続編の話が持ち上がりトニースコット監督や、トム・クルーズ、制作ジェリーブラッカイマーが集まり3人で1作目を見返し、この作品について話しあう機会があったそうです。
その2年後トニースコット監督が亡くなります。
ますます、続編制作は遠のきました。
トム・クルーズにとってもトップガンは特別な作品であり、トニースコット監督でなければ制作する意味もないと思ったかもしれない。
ですが実際はトップガン マーヴェリックは制作されました。
このことについてトム・クルーズは、ミッションインポッシブルでシリーズ作品を手掛けた経験があったのでトップガン マーヴェリックのアプローチの仕方が分かった気がすると語ってる。
トム・クルーズは現在59歳、アクション俳優としては年齢は高いものの、次回作もミッションインポッシブルの続編と精力的に活動しています。しかも2部作。
ミッションインポッシブル最新作の予告
そもそもブラット・パックだったトム・クルーズ
そもそもトム・クルーズはアウトサイダーという青春映画(1983年)に端役で出演その時はブラット・パックの中の一人に過ぎませんでした
ブラット・パックとは1980年代の青春映画に出演した俳優をまとめてそのように呼んだ。
その中にはマット・ディロンやラルフ・マッチオ、パトリック・スウェイジ、エミリオ・エステベスなどが含まれる。
その中で俳優として、いまだ第一線で活躍している者はいません。それに加えトム・クルーズはデビュー後ほぼ1年か2年おきに主演作に出演している。
ここからは、今も第一線で活躍し続けているトム・クルーズのトップガン マーヴェリックについて解説していこうと思います。
結論!!トップガン マーヴェリックは絶対に劇場で見るべき作品
まず今作トップガン マーヴェリックは絶対に劇場で見るべき作品です。
これだけは声を大にして言いたい!!!
この意見を否定する人はまずいないと思います。そしてIMAXなど大きなスクリーンが近くにあるのであればそちらをお勧めしたい。
理由その1 圧倒的 没入感とリアル
理由その1
圧倒的 没入感とリアルがある。
それは実際に戦闘機に俳優が乗り込み撮影しているリアル、没入感があるからにからにほかならない。
第一作目での飛行シーンは、実際の映像ではなくスタジオで撮影したものでした。これは他の映画であれば普通の事かもしれない。
訓練メニューを作成し5か月の訓練
だが今作でトム・クルーズは実際乗りこんだ映像をとる為、各俳優ごとに訓練メニューを作成し5か月の訓練をしいる。
今回撮影で使われた戦闘機FA-18では実際7.5Gから8Gの負担がかかる。
1Gが自分の体重分の重力。つまり60kgの人に8Gがかかれば480Kgの負担がかかることになる。
脳の血液はすべて足に流れ込みGーLOCという意識不明に陥る。
そうならない為の5か月の訓練。これを聞くとこの映画にかけた情熱は半端でないことが分かる。
またそのGに耐えながら俳優は演技をし、照明やカメラを操り自分で撮影もしなければならない。
この映画でどれだけの偉業が達成されたのか。映像に残っている俳優の表情がすべてを物語っている。
トム・クルーズは映像がCGなのか、本物のなのか観客はすぐわかる。
映画は体験であるべきだ。その信念のもとに撮影された映像を見るだけでもこの映画の価値は十分にある。
と語っています。
また前作のドッグファイトと今作を比べたとき、戦闘機の位置関係や作戦の進行状況が非常に分かり易くなっていた。(前作は迫力があるもののそこが分かりずらかった)
作戦自体も、訓練として何度も映し出されることで、観客に分かり易いように配慮がなされていた。
だがこの映画の魅力はそれだけではない。
理由その2 経過した年月の重要性
理由その2
経過した年月がストーリーに必要性がある。
前作、主人公マーベリックが、悩み傷つきながらも未来に向けて進んでいくのに対し、今作では親友グースをなくしたことに現在も悔恨の念に囚われている。
前作と同じように、バーであの時と同じ曲「Great Balls of Fire」を弾くグースの息子ルースターを店のガラス越しに見て、呆然とする姿に涙を流した方も多いだろう。(ルースター役のマイルズテイラーは実際にピアノを弾き歌っている。その姿はまさしくグースに重なる)
「Great Balls of Fire」を弾くルースター
映画の冒頭はあえて前作と同じカット、同じく夕日をバックに映し出される戦闘機の機影。
映画の冒頭に流れる曲はもちろんはKENNY LOGGINSのDanger Zone
流れる曲はKENNY LOGGINSのDanger Zone
冒頭に同じオープニングにすることで、ストーリーが進むにつれ時間の経過、マーベリックのこれまでの人生。また観客の人生までもフラッシュバックされるようでした。
奇跡の出演 アイスマンことヴァル・キルマー
また時間の経過というう事ではヴァル・キルマーことアイスマンが登場。彼は2017年喉頭がんになり声が出せない状態に。(現在は声のクローンを作ることによって会話は出きる状態。)
このヴァル・キルマーの出演も今作の大きなポイントであり過去と今を繋ぐ大きな要素だ。彼がありのままで出演することで、また月日の残酷さを映し出す。
以上から経過した年月がストーリーに必要性があると言える。
「だがそれは今日ではない」というセリフに込められた想い。
マーベリックはもともとアイスマンの後ろ盾があって、教官として立つことができたが、それがなくなり途中で任務から外されそうになる。
そこで言った言葉は、映画製作に携わる現実のトムにも重なる。
自分はもう古い人間(今までのような古い映画のつくり方)であり、若い世代(新しい技術やCG)に道を譲るべきかもしれない。
「だがそれは今日ではない」
昨今の映画ではCGでどんな映像も作ることが出来る。それも危険な状況や過酷な撮影をすることもなく。
それに対しトム・クルーズはリアルに徹底的にこだわる。
彼は映画は体験であると言う。体験をしてもらうにはリアルでなければならない。彼はそう信じている。
その一方で今回の敵について明確な描写はなくあくまでもフィクションとして描かれる。
それによって国も年代も関係なくキャラクターに集中することが出来き、誰が見ても普遍的な物語になる。
前作の敵も明確な描写はなかった。それこそが前作が今見ても色あせない理由かもしれない。
まとめ トップガンマーベリックは奇跡的な映画
今作トップガンマーベリックは奇跡的な映画だと思う。
トム・クルーズの映画への情熱もさることながら、経過した年月、ストーリーと映像など全てが奇跡的に絡み合った作品である。
ぜひ劇場で体験してほしいし、トム・クルーズの作品の中で一つの到達点だと思う。
ここまで読んで頂いた方本当にありがとうございました。
何度も言いますが劇場公開しているうちに見ていただきたいと思います
ではまた
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