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【Red Hot Chili Peppersもカバーした  Sly& the Family Stoneは初めてのミクスチャーバンド?】 If You Want Me to Stay

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ついに発売されました。
Red Hot Chili Peppers 12枚目のアルバム『Unlimited Love』

こちらはCD輸入版

こちらはLP版

ミクスチャーバンドといえばどんなバンドが思い浮かびますか
Korn 、Rage Against the Machine、Limp Bizkit Linkin Parkなどなど

そしてRed Hot Chili Peppers!

ですが初めてのミクスチャーバンドはSly& the Family Stoneかも知れません。
それも音楽のミクスチャーだけでなく人種や性別も含めて。

今回もRed Hot Chili Peppers のニューアルバム発売に先駆け、彼らのカバー曲を調べていこうという、そんな内容になっています。
では曲紹介を。

If You Want Me to Stay  Sly& the Family Stone アルバム Fresh(1973年収録)
カバー  If You Want Me to Stay  Red Hot Chili Peppers アルバム Freaky Styley(1985年収録

アルバム Freaky Styleyのプロデューサーはジョージ・クリントンがやっています。
ジョージ・クリントンはパーラメント、ファンカデリック2つのバンドで活動していますが、彼のスタイルはPファンクのと呼ばれています。

パーラメントはシンセなどを使い スペーシーなサウンド

ファンカデリックはギターを前に出してきてよりロックよりなサウンド

という特徴があります。
パーラメントといえばGuardians of the Galaxy VOL2のクレジットでも流れましたね。

Sly& the Family Stoneというバンドはあのウッドストック(1969年)にも出演しました。
ほかの出演者が音楽そのものに集中し、衣装はあまり気にしていない印象ですが、Sly& the Familyは派手なステージ衣装を身に着けていました。

音源CDとアレンジが違いグルーブ感も迫力も最高です。
興味がありましたらyoutubeで

I Want to Take You Higherで検索してみてください。

Sly& the Family Stoneはメンバーが人種も性別も様々です。
Slyは卒業後、1963年にサンフランシスコのラジオ局でDJをしていました。そこではビートルズやジェームス・ブラウンやボブ・ディランやローリング・ストーンズなど、人種やジャンル問わずかけていたそうです。

サンフランシスコの街の特徴は多様性であり様々な人種や思想、考えを持つ人がお互いを認め合い暮らしています。
そんな土地柄も、Sly& the Family Stoneというバンドの多様性やSlyに影響をあたえたかもしれません。

バンド結成は1967年ですが
公民権運動のマーティン・ルーサー・キングが弾丸に倒れたのが1968年春。
そんな中でメンバーは当時、黒人側からも白人側からもといろいろな目で見られたのかなと思います。

スライの音楽をもっと攻撃的に、ブラックミュージックの影響の濃いものに。
また白人のメンバーを脱退させようという、ブラックパンサー党やその他の黒人解放運動家からの圧力もあったようです。

そんなメンバーとも軋轢を生んだ中での、5枚目のアルバム『暴動』(1971年)も6枚目『フレッシュ』(1973年)も
ほとんどの曲を一人で演奏しオーバーダビングで完成させるという、のちにあのprinceがやることを初めに行ったのがこのslyでした。

そして原曲 If You Want Me to Stayと言えば印象的なのがベースライン。
4小節ぐらいの同じフレーズをくり返しているだけなんですが、これが完璧すぎると思っています。
この時 Sly & the Familyのベースを担当しているのはRusty Allen

Rusty Allenは前任のベーシストLarry Grahamから自分が辞める時にはRusty Allenを後任にとも言っていたそうです。

Larry Grahamはあのprinceの自宅の隣だった時期もありました。(一緒にツアーも回りました)
Rusty Allenはもともと、Sly& the Familyメンバーのフレディ・ストーンと出会い、Little Sisterというコーラスグループでベースを弾きました。(このアルバム『フレッシュ』からリズム隊が変わりました)
Little Sisterはのちにこのアルバム『フレッシュ』にも参加しています。

Sly& the Family Stoneの名盤といえば
『暴動』 がよく紹介されていますが、個人的にはこの『Fresh』の方が好きで、リズムのタイトさやヒリヒリする感じがかっこいいんです。
今回『Fresh』通して聞き直しましたが、

いやー最高です。

あと歌詞の意味ですが『If You Want Me to Stay』で歌われる男女の別れは、いわゆる普通の“旅立ち”のための別れではないそうです。

では、その“旅立ち”とは何かと言えば、“麻薬中毒患者の更正施設への旅立ち”であるという意味がある様です。
レッチリ もFreaky Styleyの頃はヒレル・スロヴァクも在籍していたので、この曲のセレクトにも何か関係があるかも知れませんね。
またレッチリのミクスチャーという音楽性もSly& the Family Stoneの影響があるかも知れません。
同じ西海岸ですし。
ということで今回はあまり、まとまりがありませんがこの辺で
ではまた



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