今回の会場East Rutherfordの METLIFE STADIUMはニューヨークマンハッタンから約16Kmと割と近い距離にあります。ニューヨークは有名なものが沢山ありますが、今回はニューヨークで撮影された映画を1本紹介したいと思います。
ニューヨークで撮影された映画は星の数ほどありますが、その中で印象に残っているのがスパイク・リー監督の1989年の作品『ドゥ・ザ・ライト・シング』という作品。
ブルックリンの黒人地区の猛暑の一日を描いた作品。ブルックリンには多種多様な民族が暮らしています。映画の中でもイタリア人がピザ屋を経営していたり、そのピザの配達が黒人主人公であったり、韓国人が雑貨店を経営していたりという具合です。ストーリーのようなものはほぼなく、黒人たちが異なる人種の人達に対してどのように思っているのか、その関係性が日常会話を通して見えてきます。
映画の中で主人公は、仕事のピザ配達中にサボって家でシャワーを浴びたり恋人と会ったり、日本人の自分から見るとめちゃくちゃな行動をします。まわりのイタリア人や韓国人の家族はまじめに働き黒人たちの言葉を聞き、よくしようと行動しているのに、黒人たちは彼らに文句を言うばかり言います。
勿論、すべての黒人がこのような人間ではありません。主人公の妹はそんな兄の生き方を、否定しより良くなろうと頑張っています。一方で主人公も今よりよりよい生活を手に入れたいし、そのために変わりたいと思っています。決して悪い人間ではないのです。それでもイライラをつのらせ暴動を起こしてしまう。どんな民族でも、まじめに頑張る人も、この主人公のような生き方をしてしまう人もいると思います。ところが民族によって偏った見方をされてしまうことで、個人のパーソナリティが歪められて壁が出来き対立が生まれてしまう。
偏見こそが人種差別の根幹であり、解決するにはお互いの考えをもっとよく理解した上で、お互いが良くなるように高めあう事が必要であると思います。
Do the right thingの言葉の意味は「人として正しいことをする、当然のことをする」という意味の言葉。逆に考えると、人として間違ったことはしないという意味で使われるようです。
お互いが自分の利益の前に、まず相手の為に何をすればよいか考えて行動すること、そのためによく相手を理解すること(自国の文化も含めて知ること)が必要だと思いました。
ニューヨークで撮影された映画ということで『ドゥ・ザ・ライト・シング』を紹介しましたが、ちょっと前の作品で、細かい部分は覚えていませんが、紹介しながらもう一度見たいと思いました。
皆さんもぜひ見てみてください。
『ドゥ・ザ・ライト・シング』はU-NEXTで見ることが出来ます。。そして初月31日間無料となっています。





前置きが非常に長くなりましたが
8月17日ニューヨークの西側に位置するMETLIFE STADIUM(メットライフ・スタジアム)で行われたライブのセットリストを紹介します。
- Can’t Stop
- Dani California
- Scar Tissue
- Here Ever After
- Charlie
- Snow ((Hey Oh))
- These Are the Ways
- Soul to Squeeze
- Right on Time
- Parallel Universe
- Otherside
- The Heavy Wing
- Black Summer
- Californication
- Give It Away
アンコール
1 Under the Bridge
2 By the Way
今回はHeavy Wing から Black Summer と Californication”です。
Black Summerのギターソロは原曲よりだいぶアグレッシブでジョンの感情が伝わってきます。
Black summerの曲解説はこの下をクリック
次回公演は、8月19日 イリノイ州シカゴのSoldier Field です。
ではまた
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