Ramonesの『 havana affair』という曲を、Red Hot Chili PeppersがSlane Castle のLiveでカバーしてるんですが、これが夕暮れと相まって超エモーショナル!
なんです。
今回取り上げる曲は
havana affairはデビューアルバムの Ramonesから (1976年収録)
Red Hot Chili Peppers havana affair(Liveのみ)
題して
『havana affairが、夕暮れと相まって超エモーショナル in Slane Castle』
です。
もし時間があったら、暇つぶしに読んでいってください。
オリジナル『havana affair』の紹介
まず原曲 『havana affair』
『havana affair』lyric
[Verse 1]
PT boat on the way to Havana
I used to make a living, man, picking the banana
Now I’m a guide for the CIA
Hooray for the USA
[Chorus]
Baby, baby make me loco
Baby, baby make me mambo
[Verse 2]
Sent to spy on a Cuban talent show
First stop, Havana-go-go
I used to make a living, man, picking the banana
Hooray for Havana
[Chorus]
Baby, baby make me loco
Baby, baby make me mambo
[Verse 1]
PT boat on the way to Havana
I used to make a living, man, picking the banana
Now I’m a guide for the CIA
Hooray for the USA
[Chorus]
Baby, baby make me loco
Baby, baby make me mambo
[Verse 2]
Sent to spy on a Cuban talent show
First stop: Havana-go-go
I used to make a living, man, picking the banana
Hooray for Havana
[Chorus]
Baby, baby make me loco
Baby, baby make me mambo
GENIUSより出典
【Ramones】は映画「Spider-Man Homecoming 」でも使われてる
Ramonesのデビューアルバムでもう一曲、有名なのが『Blitzkrieg Bop』
『Blitzkrieg Bop』は「Spider-Man Homecoming」 のエンドクレジットでも流れます。
(それにしてもマーベルは毎回選曲が秀逸)
Blitzkrieg BopはもろにGreen Dayの初期のアルバム『Dookie』の雰囲気。

Green Dayの『Dookie』は当時ヘビロテしたなぁ
Ramonesの活動初期のインタビュー
【Ramones】活動初期のインタビュー
俺たちが子供の頃聴いてた音楽には輝いていたのに、ディスコとか流行って、ロックンロールに特別な輝きや衝動はなくなり、シーンは死んだも同然だった。
それに対しての反動のような形でバンドを始めた。ロックンロールが持ってたはずの興奮、楽しさ、スピリット、エネルギー、エモーション、ハードさ、スピード、こういった失われたものをもう一度、取り戻させたかったのさ。
またこんな言葉も
「ロックンロールは3つの言葉とコーラスで十分だと思うんだ。
ただし、その3つの言葉は口に出したときに
サマにならなきゃいけないが」
と語っています。
※3つの言葉とはロックンロール音楽の本質的な特徴の事
日本でいえば
THE BLUE HEARTSの甲本ヒロトは、きちんとこれに従って今も作品を作っているなと思います。
ロックンロールという衝動を表現したかった。
それがのちに日本のパンクの一つの形となるとは、本人も当時考えてはいなかったでしょう。
彼の発明は、Ramonesを英語を使わず日本語で歌ったことでしょう。
Ramonesのデビューした頃は、パンクという言葉もまだ一般的でなく、ニューヨークの一部での盛り上がりでしかありませんでした。
当時出演していたライブハウス【CBGB】は、オーナーが好きなCountry, Blue Grass, and Bluesのアーティストが出演していましたが、のちにラモーンズ、テレヴィジョン、パティ・スミス、トーキング・ヘッズといったアーティストが出演するようになった場所です。

CBGBはCountry, Blue Grass, and Bluesの略やで~
CBGBに出演するたった一つのルール
このライブハウス、たった一つ出演するにはルールがありました。
それは「演奏する楽曲は全てオリジナルでなくてはいけない」
オリジナル曲のみ、とすることで出演するバンドの独創性を高め、CBGBからはが多くの才能を輩出した事に繋がっていきます。
その後、パンクという音楽が一般的になったのは、その後セックス・ピストルズがイギリスで話題になってからです。
アメリカで生まれイギリスでムーブメントが起きる。
ジミヘンもアメリカで売れずイギリスで火が付きアメリカに凱旋。
特にロックというジャンルは、度々このように国を跨いだムーブメント起きます。
そういう意味でイギリスとアメリカのポピュラーミュージックは、相互関係にあって面白いですよね。
1976年にデビューアルバムRamonesがリリース
1976年に RamonesのデビューアルバムRamonesがリリース
それより後に
Ramonesのデビューした時は、パンクというジャンルが確立される前であり、発売当時全く売れなかったようです。
結果はアメリカのBillboard 200では111位、リリースから1年で6千枚ほどしか売れませんでした。
そしてリリースから38年後の2014年4月30日、アメリカ国内で本作の売り上げもやっと50万枚を突破しました。
(逆にCDが100万枚、平気で売れていた日本の90年代が異常すぎる。)
もしかしてパンクというジャンルはアメリカよりイギリスにあっていたかもしれません。
Red Hot Chili Peppers バージョン(Slane Castle でのLiveより)
そして Red Hot Chili Peppers バージョン(Slane Castle でのLiveより)
テンポもさることながらジョンのアルペジオが曲の、メロディーやコード感を際立たせていて世界観が広がっています。
またリズムもファンクっぽくレッチリ流になっており、アンソニーのVOがはまってます。
Slane CastleのLIVE自体が、だんだんと夕暮れから夜になってきて、何とも言えない桃源郷になっていきます。
やはりジョンのアルペジオは唯一無二の世界を作りなんともエモーショナルですね。
この記事でRamonesを知った方も他の曲も聴いてみてください。
ではまた
Ramonesのドキュメンタリー映画
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