レッチリのUnlimited Loveでは様々な彼らの無限の愛が表現されています。
14曲目のVeronicaでは
今、自分のおかれた境遇や環境に負けないでほしい。今の状況に負けず、愛をもって情熱をもって突き進んでほしい。というメッセージが込められていました。
過去のVeronicaの記事はこちらから
そして続く15曲目Let ‘Em Cryでは泣いてもいい。と慰めてくれます。
Let ‘Em Cryのテーマは自分の生き方
ひとそれぞれの自分らしい生き方。それは誰からも定義されるものでもないし、人の物差しで測られるものでもない。
それを見つけるまで泣いたっていいし、何だったらありったけの感情で励ましてやるそんな彼らのメッセージが伝わってきました。
それでは順番に歌詞をひも解いていきます。
Aメロは
Cry, cry, let them cry
泣かせてやればいい
We don’t need no reason why
俺たちに理由はいらない
I’ma touch you up with every
俺がお前を治してやる。
Loving, rough emotion
ありったけの感情を込めて
冒頭は前回のVeronicaでは情熱をもって突き進んでほしいと言いつつ、それでも立ち止まってしまうこともある。
そんな時は泣いたっていい、ありったけの感情で立ち治らせてやる。と優しい言葉を投げかけます。
Our laws are breaking
俺たちの法律は壊れていく
And no physics can define us
どんな物理学にも定義されない
自分達の常識は崩れていき、常識は変わっていく。
コーラス
Touch up the neighbour, she don’t mind
動物を起こせ=野生を取り戻せ
Up, up the fauna, we got Nirvana
俺達にはニルヴァーナがある。
Up, up the fauna, we got Madonna
俺達にはマドンナがいる=マドンナとは勝利の女神のような存在。それは愛する人かもしれないし、音楽かもしれないし、仕事かもしれない。そして生き方そのものかも知れません。
コーラスでは、母親の事は俺たちに任せ、守るべき愛する人や、愛する音楽もっと身近にあるものを大事にしろ! と言っています。
次のAメロのでは
Shine, shine, let them shine
輝かせてやればいい
Hit me with that lion’s prize
そのライオンの賞で殴ってくれ
ライオンの賞は特定の何かではないでしょうが、音楽でいえばグラミー賞。映画でいえばアカデミー賞など。そのような栄光は勝手に輝かせておけばいい。
Shine, shine, let them shine
Hit me with that Guggenheim
そのグッゲンハイムで殴ってくれ!!
グッゲンハイムとは?
マイアー・グッゲンハイムは
アメリカの金融資本家でスイスに生まれ,19歳で渡米。靴ひも販売,コーヒー,香辛料家庭用品の販売を行い,鉄道債券に投資。
25年間の事業でえた資力を元に,1872年スイスの刺繡品の輸入販売会社を設立,その後も一族は繁栄し続け現在は
・ソロモン・R・グッゲンハイム財団 現在は美術関係の財団
・ ジョン・サイモン・グッゲンハイム記念財団 学者・芸術家・科学者に奨励金が出される
・ヘンリー・フランク・グッゲンハイム財団 神経科学、遺伝学、動物行動、社会科学、歴史、犯罪学、および人文科学の研究に奨励金が出される。
以上3つの財団を設立し現在に至ります。(この他にもあるかもしれません)
そんなグッゲンハイムから評価されるより、俺たちがストーリーの作り方も全部教えてやる!と。
他人からの評価を気にするより、自分の身近な存在を信じ、自分自身を信じる。あとは成り行きに任せれば何とかなる。俺たちがそうして今を掴んだのだからと・・・
Trust in love, my man
愛を信用してみろよ
You can feel it raining down
降り注ぐのを感じるだろ?
Slide, slide, let it slide=成り行きに任せればいい。
My street is preoccupied=俺のストリートは先約済み
成り行きに任せればいい。俺たちの場所は築いてここにあるぜ。
だからここまで頑張ってみろよ!と尻を叩かれているのかなと・・・
If I could only find her
彼女を見つけることが出来れば。
彼女とはマドンナ勝利の女神のような存在。それは愛する人かもしれないし、人によっては音楽かもしれないし、仕事かもしれない。
何かはわからないし、まだ見つけていないかもしれないが、確実に各自に一つあるはず。それを見つける事さえ出来れば。
Let ‘Em Cryのテーマをまとめます。
人は誰しも泣きたくなる時もある。それは否定しない。
人は誰しも他人を羨ましく思ったり栄光や地位にこだわったりする。
でも大事なのは自分のマドンナを見つける事。
マドンナ=ひとそれぞれの自分らしい生き方。それは誰からも定義されるものでもないし、人の物差しで測られるものでもない。
それを見つけるまで泣いたっていいし、何だったらありったけの感情で励ましてやる!!と
思いっきり、彼らからの愛と励ましの歌でした。
いかがでしたでしょうか?
自分を信じ、ここまでたどり着いた彼等だからこそ、歌える曲かもしれませんね。
そんな彼らのニューアルバム
『Return Of The Dream Canteen』が発売中です!
先日無事聴き込んで届き アナログ盤で聴いています。まだ聴き込んでいませんが今回はサイケ色が強くファンキーな曲が多いという印象です。
『Return Of The Dream Canteen』の曲も1曲ずつ紐解いていこうと思います。
『Return Of The Dream Canteen』のアナログ盤はこちらからどうぞ
ではまた
Comments